「PESERICO(ペセリコ)2025  FALL&WINTER COLLECTION



- リー・ミラーからのインスピレーション -

モデルから戦場写真家へ転身した女性であり、シュレアリスムや報道写真の歴史に大きく貢献した人物。
彼女の持つ「共感・勇気・機転」は、今回のコレクションの精神的支柱。
時代の制約に抗い、世界を独自の視点で切り取ったその姿勢が、Pesericoの表現に重なります。




- 衣服と写真の共通点 -

写真は「ある瞬間を切り取り、繰り返せない時間を保存するもの」。
衣服も同様に、「過去の経験やインスピレーション、着用者の物語を閉じ込めたスナップショット」として機能する。
つまり、どちらも「時間と感情の記録媒体」であるという視点が提示されています。







- ワードローブ=写真アルバム -

クローゼットの中の衣服一つひとつが、まるで写真のように、その瞬間の自分や背景を思い出させてくれる。
「未完成な自分」を見守るように振り返りながら、
それが未来への鍵を持っていたことに気づく——という自己肯定的なメッセージが込められています。










- 25FWコレクションの方向性 -


過去のアーカイブを深く掘り下げることで、時間を超えた価値やストーリーを現在に蘇らせる。
ただのノスタルジーではなく、過去と未来をつなぎ直す作業。
変化し続ける「人間の本質」や「存在の美しさ」を祝福するコレクションです。



衣服の持つ時間性・記憶性・そして個人の物語性に焦点を当てながら
”「ファッション=自分を映すレンズであり、歴史の一部」”であることを表現しています。




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